箸は右手で持つ派

ちらしの裏

不幸

 

わたしです。

 

一つ前の記事に、来年は子供が欲しいとかきました。

あの記事の約1ヶ月後妊娠発覚しました。すごいね人間って。

 

今は妊娠20wです。

お腹が大きくなり始め、もっと気持ちが不安定になるかな?と思っていましたが、そうでもなく、割と穏やかに過ごしています。

 

妊娠初期義母に、羊水検査を受けろと言われた時は痺れましたが。

 

私に直接言ってきたわけではなく、夫と義母が二人になった時に言ってきたそうで。

私の持病は遺伝しませんと言うことは、伝えてあるし。

親戚にダウン症の方がいますが、染色体異常が身内にいたら遺伝しやすいというエビデンスはありません。そもそも染色体異常は遺伝とは無関係です。ちょっと調べれば出てくることです。

 

おそらく、私の体や、もしそういった子供が生まれた場合の苦労を想像したうえで、老婆心からの発言だと思われますが、言っていいことと悪いことがあります。つか、せめて金を出せ。金積まれてもやらないけど。

 

大病したことがない人には、大病した人の気持ちなんてわからないと思う。けど、想像したら言われて嫌なことくらいはわかるとおもう。

 

つまりは、障害を持った人間が、まともに元気な子供を産めるの?という心配をされたというわけです。クソほど余計なお世話です。

 

私は子供がほしい、とここ数年までは全く思っていませんでした。

それは、自分の体がしんどいというのもあったし、自分が親になるのもピンとこなかったし、もし自分のような子が生まれたらどうしようって思っていたからです。

 

想像しないないわけないでしょう。

腹を痛めて産む我が子に大病してほしいと思う親がどこにいますか?

 

生まれて間もない小さい体で手術を受け、痕は見る人が見れば顔を顰めるほど醜く、後遺症で排泄障害、小学生中学生の夏休みも手術で1ヶ月入院、10時間かかる手術で歩けないくらい体力は落ちて、けど外見からはわからないように普通の人と変わらない生活を誤魔化し誤魔化しやっていました。

私はその生活しかしらない、この身体しかしらないから、特別苦労と感じたことはないような気はしますが。

それを、自分の子がと思うと辛くてたまらないと思う。

私の父や母は、当時今のようにインターネットも普及してない中不安だったと思いますが、そんな中でも私を支えてくれて、他の兄弟と変わらず育ててくれたことを、尊敬しています。

 

傷跡が大きすぎるのと、持病の排泄器官への負担の度合いが予想できないので、計画帝王切開で産むことになっています。

私だってできることなら自然に産みたかったけど、何時間もかけて陣痛に耐えるお産は私の体には耐えられないと判断されました。

仕方ないね。

帝王切開を否定しているというわけではなく、私個人が自然分娩に一種の神秘性を感じており、経験したかったというだけです。

 

とまあ血涙がでそうなほどの悔しい思いを序盤でしたせいか、妊娠中期の現在とても落ち着いた気持ちで過ごせております。

 

腹で子を育てると言う人の営みの、なんと神秘的なことか。

たったの4週間で毎回エコー写真に映る子供の大きさや肉付きが変わっていく。

とても不思議な気持ちです。一つの体にもう一つ生命が宿るというのは。

自分の体も変わっていく。もっと、受け入れ難いことに感じると想像していましたが思っていたよりも喜ばしいというか。おもしろいです。

剃っても剃っても腹の毛の成長がとどまるところを知りません。皮下の水分量が増えたせいか、お尻のぶつぶつがなくなってすべすべになった。あと乳房がでかくなった。

ほんとおもしろい。妊娠した体。

 

母子共に元気にがんばりたいです!!おわり